癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

現在の治療のきっかけ・・・

新潟市万代 鍼灸治療院 癒絡堂です。

パソコンの中を整理していたら、開業前に施術してほしいと言われて、治療した方のカルテが見つかりました。誤って消したかと思ってたら、ありました。

41歳 女性  主訴:気力がない、頭重、のぼせ、息苦しい、肩こり、眠れない。

患者さんの皮膚は、きめ細やかな肌をしていたので、失敗は出来ないなと思い、治療しました。

心―腎、心―肺、肝―肺、肝―脾のバランスが崩れているための症状で、心を中心に考えなければいけない症例でした。

初回は、刺激量に気をつけて行いました。本人の感覚は変わらないような様子。2回目は、2日後に行いました。1回目の感想を聞くと、気力が少し出てきたような感じがするくらいという。治療は、1回目と同様。

3回目は、1週間後。症状について聞くと、前回より話し方が変わってきていたので、治療自体は間違えていないと感じた。しかし、良くなってきたという話し方ではない。身体の変化もこちらからは伺えるが、2回目と同じく行う。

4回目は、1週間後。思い切って、症状について良くなってきましたか、と尋ねると、良くなってきています。とのこと。患者さんは、良くなってきたと言いたかったけど、これで治療が終わるのが不安だった。また悪い時には戻りたくないので、嘘をついてしまった。と仰られた。患者さんに申し訳なく思い、経絡治療についてのお話をしました。患者さんは、安心した顔をされて帰っていた。

以後、1週間または2週間毎に治療を行っていた。 合計20回の治療を行い、家庭の事情で往診できなくなり、治療を終了した。

なぜ、この症例があって良かったのかと言いますと、この患者さんに治療した内容というのが、現在の当院の基礎となっています。それまでは、ちょっとやり過ぎていました。しかし、きちんと診察して適切な治療を行えば、はりの数は多くない方が治療効果が見込めるということを、この患者さんが教えてくさだったのです。

今回は、ちょっと過去の症例について書かさせていただきました。

本治法

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