癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

更年期障害にはお灸が効く

新潟市万代 鍼灸治療院 癒絡堂です。

昨日は、更年期障害には鍼灸が効く?でお話しました。

https://www.yuurakudo.com/3359/

今日は、お灸について症例で説明したいと思います。

経絡治療では、はりは「気」を動かす道具、お灸は「血」を動かす道具ともいわれています。

つまり、更年期障害は「血の道症」といわれていますので、お灸をうまく使っていくことで、陰陽のバランスが整ってきます。

では、症例で説明します。
患者  52歳 主婦
主訴  足腰の冷え、身体が重い、顔がほてって汗をかく、肩と首のこり、なかなか寝付けない、便秘気味、少しの事でもイライラしてしまう、生理は三ヶ月ない。

脉状は、浮・数・虚・しょく・大。

証は、肝虚肺実証で治療を行う。

所定のツボに、補瀉を行い、首と腰とお腹に接触程度のはりを行い、背中にお灸をしました。

*背中にお灸したところは、「血の道症」に関係の深いツボですので、更年期障害の場合は、反応を診て施灸を行います。背中は、ご自身ではできませんので、有資格者に行ってもらった方が良いです

そのあと、足と手のツボを使って治療する奇経治療というのがあります。経絡治療も手足のツボを使いますが、奇経治療は、補助療法といって、補助的な意味合いで使用します。

奇経治療も、陰陽のバランスを整える意味合いがあります。奇経治療に似た治療で、11円治療というのも以前流行しました。11円で言うなら、10円から1円玉の方に、流すというこですね。

この患者様の場合、症状が上に集まっていますので、上に集まっている気を下に下げるという目的で使用するのです。

奇経治療

この方の場合は、手を先に、次に足という順に、お灸をしていきます。この場合のお灸の大きさは、米粒くらいの大きさです。こちらのお灸は、せんねん灸でも出来ますので、患者様のアフターケアとして、行っていただきたい時にやり方を教えております。この時の注意点は、熱さを我慢しないように、少し熱さを感じたら、お灸を取ることです。ここがポイントなんです。我慢することは、自然治癒力を高めるどころか逆方向に向かってしまいます。

是非、お灸の使い方について気になることがありましたら、お気楽にご相談ください。

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