癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

座っていてもめまいがするという症状 症例

*効果が現れるには個人差があります。

患者

女性 23歳

 

症状

座っていてもめまいがする

 

 

来院理由

5年前から、座っていてもめまいがするので、内科を転々受診したが、薬を飲むと効くが、治ることはなかった。

たまたま、HPを見て、鍼灸にも興味があったので、受けてみようと思った。

 

 

治療方針
めまいの症状以外にも、乗り物酔い、肩こり、眠りが悪いなどの諸症状がある。

所見は、肩・首は硬い。足は冷たく、顔はやや赤みを帯びている。肌はきめ細かい。

症状は多く、肌がきめ細かいために、細心の注意を払った治療をしていかなければならない。

めまいの原因は、病院ではよくわからないということであったが、問診及び切診から、ある傾向が診られた。病院ではこのようなことは言われたのか、質問したが、していないとのこと。

耳鳴りの症状は現在は出ていないので、出来るだけ早く症状を軽減を図りたい。

 

 

治療経過

手足に、数本(3本)、ツボに鍼をする。これは、五臓六腑を整えるための手技である。

さらに、より自然治癒力を高めるために、数か所のツボに鍼をする。人間が自然の中で過ごすための機能を取り戻すために。

足の冷えを改善のために、お灸をすえる。

背中、首、肩への散鍼を行う。この時点で、硬さは無くなっていた。

耳周辺のツボなど、数か所にお灸。

ある傾向があると見立てたので、その傾向をしてもらったが、めまいは起こらなかった。

一回目は、以上で終了。

 

 

二回目は、一週間後に来院。その後は、めまいの発作はない。足の冷えは前回より温かみがあるが、一般的に言えば、まだ冷えている。

肩・首の硬さは軽減しているが、まだ硬さが点在している。

睡眠の質は良くなってきている。

治療は、前回と同様。

 

 

三回目は、二週間後に来院。

足の冷えも無くなり、生理前はのぼせがあり、めまいもひどくなるので、今回は一切なかったとのこと。
肩・首も硬さがほぼ無くなってきている。

 

 

考察

この方のめまいは、東洋医学的にいうと、元気のない状態から起こるめまいであります。

つまり、気と血というものが流れが悪くなることによって、めまいや肩こりなどの症状が現れてくる。

ただ、この方のようなタイプは、数回で体質が改善するのは稀で、徐々に改善していくのが通常である。

わかりやすく言うと、年齢より体の状態は年老いているといっても良かった。

元気を取り戻すことにより、気と血の流れは良くなり、諸症状は改善の方向へと向かったものと思われる。

めまいは、時に医療機関でも原因がわからないと言われることがあるが、東洋医学的にある程度分類が可能である。

そして、分類どおりに治療方針を進めていければ、ある程度の治癒は可能である。ただし、治療より医療機関を進めなければいけないめまいもあることもお伝えしなければいけない。

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