癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

免疫チェックトポイントとは

新潟市万代の鍼灸院

 

はり・きゅう・小児はり 

 

癒絡堂(ゆうらくどう)

 

院長の佐藤です。

 

 

もう皆さんご存知かと思いますが、

 

今年のノーベル医学生理学賞に、

 

京都大学の本庶佑特別教授が受賞されました。

ノーベル賞

その功績とは、ちょっと難しいのですが、

 

免疫の司令塔と言われるT細胞の表面に、

 

免疫活動のブレーキ役である免疫チェックポイント分子「PD-1」を発見し、

 

免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」の開発につながった功績が認められたということです。

 

難しいですよね。

 

私の解釈ですので、参考にまでしてください。

 

ある2つの国があります。

 

免疫の司令塔と言われているT細胞という国、

 

ガン細胞という国、

 

があります。

 

ガン細胞という国は、国を大きくしようと侵略する体制を持っています。

 

その国には、他の国と交渉するアンテナ役の組織があります。

 

一方、T細胞という国には、国を守る組織が存在します。

 

その中に、他の国を監視したり、情報を収集している組織があります。

 

ガン細胞という国のアンテナ役の組織は、侵略するするために、

 

まずは、T細胞の監視したり、情報を収集している組織にコンタクトします。

 

そこで、太いパイプを結んでしまうんですね。

 

そうなると、T細胞という国の情報は洩れ、攻撃力は劣ってきます。

 

そうなったら、ガン細胞という国は、次々と侵略して、

 

T細胞はガン細胞に侵略されてしまうのです。

 

そこで、本庶先生たちのグループは、

 

T細胞の監視、情報を収集している組織に、

 

「太いパイプを結んではいけないよ」と、

 

遮断させる方法を開発したのです。

 

それが、免疫チェックポイント阻害薬の開発になるのです。

 

遮断することによって、T細胞という国は弱くなることはなくなり、

 

ガン細胞という国へ攻撃を開始するということです。

 

と、私は解釈しました。

 

 

本庶先生たちの画期的な研究は、

 

人間が本来持っている自然治癒力を活かした治療法なのです。

 

 

本庶先生は、インタービューの中で、

 

我々は、その人の持っている自然治癒力にお手伝いしただけです。

 

とおっしゃっていました。

 

 

この言葉を聞いた時に、

 

本来あるべき治療法だと非常に関心を持ちました。

 

 

経絡治療も、自然治癒力を高める治療法です。

 

当院では、どうやって自然治癒力を高めるのか説明したいと思います。

 

本来は、公開することではないですが、

 

ノーベル医学生理学賞受賞に合わせて公開します。

 

無理やりくっつけましたが。

 

 

東洋医学では、もともと人間が持っている自然治癒力が低下したために、

 

病気を引き起こすと考えられています。

 

その自然治癒力を高めるのが鍼灸や漢方などの「代替医療」なのです。

 

一方、西洋医学は、手術や薬などで病気の原因を除去する「対症療法」です。

 

 

 

なぜ自然治癒力が落ちるのでしょうか?

 

これについて、あまり説明しているサイトを見たことがあまりありません。

 

弱った自然治癒力を高めて、病気の治癒や予防しますなど・・・

 

確かに自然治癒力を高めれば、病気は治癒しますし、予防も出来ます。

 

しかし、なぜ治癒力が低下しているのか、病気の原因は?となると、結局、西洋医学的な病名が出てくるんですね。

 

当院では、このように考えています。

 

五臓六腑という言葉を聞いたことがあると思います。

 

CMとかでも出てきますね。

 

この五臓六腑には、それそれ人間の身体を活動させるための役割があります。

 

五臓六腑が調和しているときには、自然治癒力が高まっていて、

 

病を起こすことはないのです。

 

あとで、ここの所の注意点を上げますが、今はそのまま続けます。

 

東洋医学では、自然界は陰陽から成り立っていると考えています。

 

つまり、陰があれば陽もあるという、

 

例えば、昼があるから夜がある、上があるから下がある

 

男がいるから女もいる、など

 

相対するものがこの自然界には必ずあるという考え方です。

 

もう一つ、五行論というのがあり、

 

これは宇宙の森羅万象は、全て五行(木・火・土・金・水)にあてはまるという考え方です。

 

つまり、陰陽と五行によって、全てが成り立っているということです。

 

例えば、季節や方角、時刻や感情などは五行に分類されます。

 

宇宙の森羅万象の中で、生き延びていくためには、

 

この五臓六腑がバランスよく保っていかなければいけません。

 

つまり、全てが同じバランスではないのです。

 

例えば、冬が近づいてくれば、身体は「腎」の特性が活きるように、

 

活発(*旺気と東洋医学では言います)になってきます。

 

「腎」が活発になれば、他の五臓六腑の中で活動を少し制限する臓が出てきます。

 

これは、弱っているのではなくて、バランスを取るための生理現象です。

 

こういうバランスなら、病気になる事は無いんですね。

 

しかし、自然界には体調を壊すような存在があります。

 

それが、「邪」というものなのです。

 

これは、形になっていないので見えません。

 

ただ、身体で感じることはあります。

 

例えば、冬に海に行ったことはありますか?

 

翌日、カゼ引いたりとか、体調を崩したことはありませんか?

 

冬は寒いですよね。

 

冬というのは、「寒邪」というのが活発になる時期なんですね。

 

海というのは、海水、つまり水ですね。

 

水を沸かすと、湯気が湧いてきますよね。

 

この湯気というのが、「湿邪」なんです。

 

冷たい水でも「湿邪」なんです。

 

冬に海に行ったということは、「寒邪」と「湿邪」が渦巻いている所に行ったのです。

 

「邪」は見えないけど、「邪」が渦巻いている所に行くと、

 

身体で感じてしまうのです。

 

この「邪」というのは、常に身体に侵入して来ようとしています。

 

自然治癒力が高まっていれば、「邪」の侵入を許すことはないのですが、

 

バランスが崩れていると、そこから侵入してくるのです。

 

今話した「邪」というのは、外に渦巻いている邪、「外邪」です。

 

五臓六腑のバランスが崩れるのに、とても重要な邪があります。

 

それが、内側から発生する邪、「内邪」です。

 

東洋医学では、「内邪」が発生する原因を「内因」と呼んでいます。

 

この「内因」は、主に七情(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)が起きると、

 

五臓六腑のバランスが崩れ、「外邪」の侵入を許してしまうことになります。

 

この「内因」さえ、崩れなければ自然治癒力が高まっていて、

 

健康でいられるのです。

 

「外邪」の侵入で分かりやすいのは、カゼですよね。

 

寒気とか、身体がだるい、熱っぽいなど、

 

この時、身体の中に「外邪」が侵入してこようとして、

 

身体の免疫機能と戦っている状況になります。

 

これが、症状として現れているんですね。

 

戦いが、長引けば当然、免疫機能が低下してきますし、

 

「外邪」はどんどん侵入して、

 

五臓六腑を制圧してきます。

 

そこで、終わりではないんですね。

 

「邪」というのは、どんどん進んでいきます。

 

五臓六腑の中の一つに侵入した後、

 

次の臓腑に侵入していきます。

 

「邪」を排除しないかぎり、身体の中に居座ります。

 

それが症状として現れているんですね。

 

「邪」がいる限り、自然治癒力は低下したままになります。

 

一方、「内因」ですが、

 

これは、感情とかストレスですね。

 

多少の感情とか、ストレスなら、自然治癒力があれば、

 

自然に治癒します。

 

しかし、度が過ぎてしまうと、五臓六腑のバランスは崩れてきます。

 

そして、五臓六腑の中で働きが弱くなる臓腑が出てきて、

 

臓腑が担当してきた役割の症状が出てくるんですね。

 

つまり、臓腑が働いている時は、症状は出ません。

 

症状が出ると言うことは、警告なのです。

 

この警告が出ている間は、自然治癒力は低下しています。

 

これが、自然治癒力が落ちる原因です。

 

 

鍼灸でどうやって自然治癒力を高めるのか?

 

五臓六腑がの中で働きが弱くなった臓腑を力強くするために、

 

鍼灸によって手助けを行うのです。

 

手助けとは、経絡という12本の高速道路のような道があります。

 

その道には、経穴というツボが無数に存在します。

 

臓腑の働きが弱くなっている臓腑の経絡には、

 

経穴というツボが特に弱っている所があります。

 

その経穴を鍼灸によって、気というエネルギーを集めてあげる事によって、

 

経穴というツボは、正常に戻り、

 

それによって、経穴も正常な状態になり、

 

臓腑は正常な力強さに戻っていくのです。

 

戻っていくことによって、他の五臓六腑とのバランスも整ってきます。

 

整うことにより、人間本来持っている自然治癒力が取り戻せます。

 

ただ、経穴を補うだけではダメなのです。

 

経穴の中で、どこのツボが弱っているのかという所を的確に見つけなければ、

 

自然治癒力というのは、すぐには高まらないのです。

 

経穴を補えば、いずれは自然治癒力は高まっていきます。

 

ここで、考えて頂きたいのですが、

 

治療2回で、的確な経穴を補って、自然治癒力が高まるのと、

 

治療5回で、教科書通りの経穴を補って、自然治癒力が高まるのと、

 

どちらを選びますか?

 

この両者の違いは、

 

ズバリ、

 

さきほど書いた「邪」について、どこで起きて、どこに入ってきて、

 

身体の中でどう進行していたかというのを治療に結びつけているか否か

 

ということなのです。

 

当院は、前者です。

 

ですので、自然治癒力を高めるのには、

 

患者様のお身体の状態がそれぞれ違いますので、

 

オーダーメイドの治療が必要なのです。

 

病気の原因が、慢性的な状態と急性的な状態では回復の度合いが違ってきます。

 

それでも、原因をきちんと見つけることにより、

 

最短で自然治癒力を高めていくことが出来るのです。

 

つまり、内から起こる邪と外から侵入する邪を除去し、邪から守る身体を作れる経穴があるのです。

 

これは、きちんと古典に書いてあるんですね。

 

経絡治療は、中国で行わていた鍼灸術です。そして、古典として残っているんです。

 

それを日本の鍼灸家の大家の先生たちが、古典に還れといい、普及啓蒙したわけであります。

 

昔から、鍼灸というのは、治療してあげるのではなく、

 

患者様の自然治癒力のお助けをしていたのです。

 

これは、昔も本庶先生がおっしゃっているのを相通ずることなのです。

 

 

鍼灸は、とても映像などで変化を確認することのできない非科学的化もしません。

 

しかし、実際に自然治癒力が高まって、病気が改善していることも紛れもない事実であります。

 

是非、一度経絡治療を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

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