癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

左向きに寝ると、健康に良い

皆さんは、寝る時どのような体勢で寝ていますか?

 

仰向け、うつ伏せ(あまりいないと思いますが(笑)、右向き、左向き・・・

 

立ったまま寝る など・・・

左向き

 

先日、知り合いの人とお話をしている時に、

 

「先生は、いつも寝る時、どっちの方を向いて寝ますか?」

 

と聞かれました。

 

普通に、左向きですね。と答えたのですが、

 

知り合いの人が、「なぜですか?」と質問されたので、

 

私なりの理由を述べたのですが。

 

 

東洋医学には、陰陽という考えがあって、

 

自然界も人間の身体も全て陰陽に分けられるという考え方があるんです。

 

例えば、昼と夜なら、昼が陽、夜なら陰、天と地なら、天は陽、地は陰、上と下なら、上が陽、下が陰、夏と冬なら、夏は陽、冬なら陰という風に分けて診るんです。

 

身体なら、男と女なら、男は陽、女は陰、頭と足なら、頭と陽、足なら陰、背中と腹なら、背中は陽、腹なら陰と分けています。

 

夜って陰じゃないですか。陰が極まっているときに、背中の陽を表にして寝る状態だと、陰と陽が相反してるので、身体が休めないのですよ。うつ伏せの状態だから、長時間は辛いというのも理由ですが。

 

横向きだと、右は陰で、左は陽なので、右を上にした方がより身体が休めるので、左向きに寝ているんです。

 

以前は腰痛もあったので、仰向けだと途中で目が覚めたり、朝起きるとき起きるのに、右向いて左向いてからようやく起きる感じでしたが、左向きにした現在は睡眠の質は格段に上がりましたよ。たまに夢を見ているのか目が覚めますけどね。

 

東洋医学って不思議なものですよね。理論を実践していくと、何気ない動作も理論に全てあてはまるんですよ。
という感じで、力説したんですが。

 

 

知り合いの人は、アーユルヴェーダの専門医であるJohn Douillard博士の論文について聞いたことを確認したみたいということが後で分かったのですが(笑)

 

私も調べてみました。すごく納得する内容でした。

 

 

John Douillard博士が提唱しているのは、

 

健康上最も利点の多い寝方が、左向きなのであると言っています。

 

少し解説したいと思います。

 

左向きが健康に良い理由8つあるそうです。

 

胸やけや消化不良を引き起こさない

これは、胃の形状と関わり合いがあり、

 

右向きだと食道のほうが下になるために、

 

胃酸が逆流して、胸やけを起こす原因となります。

 

左向きになりますと、食道は上の方になるために、

 

胃酸は逆流することはなくなります。

 

寝ている間に、胃の中にある消化しきれていない食べ物が右向きだと、逆流してしまい、最悪の場合には、喉に詰まってしまうという危険性もあります。

 

 

 

「いびき」が改善される?

誰でも、他人のいびきや自分のいびきで目が覚めたり、一睡も出来なかった経験があるのではないでしょうか。

 

特に、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」に悩まれている方は、特に左向きで寝てもらう事をオススメします。

 

仰向けで寝ている時には、重力によって舌の付け根部が気道を圧迫して、いびきの原因となっていることがあります。

 

 

 

消化と吸収を助けている

博士は、このように説明しています。

 

左向きに寝ると、重力によって消化器官では、食べたものの移動がスムーズになる。

 

つまり、小腸から大腸へ排泄物の移動がしやすくなるということです。

 

移動がしやすくなるということは、お通じにも影響がありますよね。

 

 

 

心臓に負担をかけない

一見、左向きになると、心臓が下になってしまうので、負担がかかっているように思えますが。

 

博士は、このように説明しています。

 

左向きに寝ると、心臓の方に向かってリンパ液が排出されることにより、睡眠が助長されて、心臓は休息状態を得られる。

 

心臓を下にすることで、リンパの流れが改善され、心臓も余計な動きをしないで済むということになります。

 

 

 

脾臓を整えることで、免疫力UP。

脾臓は、リンパと密接な関わりがあります。

 

脾臓も心臓と同じで、左側に位置しています。

 

左側を下にすることによって、重力に逆らわないようになり、リンパへの影響もし、免疫力のUPにつながります。

 

 

リンパの流れが良くなる

リンパというのは、簡単に言うと、老廃物を運ぶ下水道のような役割をしています。

 

そして、リンパにはリンパ節という昔でいう「関所」のような役割をしている場所があります。人間には沢山存在します。

 

リンパの流れが悪くなれば、様々な病気を引き起こす原因となります。

 

左向きになることで、リンパの流れが良くなり、デトックス効果も高まってきます。

 

 

 

血液の循環が良くなる

博士が言うには、

 

左向きだと、身体の右側を流れている大動脈に圧力がかからないので、血液の循環がスムーズに行われる。ということなんだそうです。

 

特に、足の静脈に血液が詰まってしまって、血管が浮き出ている人には、推奨しています。

 

多分、少し間違っているかもしれませんが、右側を流れているのは、大静脈です。左側が大動脈なので、書き間違えかもしれません。

 

つまり、足のふくらはぎは第二の心臓と言われており、ポンプの役割を果たしています。静脈は、腹部あたりから背骨の右側を上って、心臓に行きますので、左向きだと静脈に圧力がかからないので、血液がスムーズに循環されるということです。

 

大動脈というのは、静脈に比べて丈夫な血管です。左向きでも血液を全身に送る能力は衰えることはありません。静脈がスムーズになれば、必然的に血液の循環は改善されます。

 

 

 

胎児への血液循環が良くなる

出産を経験された方や、現在妊娠されている妊婦さんは、産婦人科の医師から「左向きに寝てください」と勧められた方は多いと思います。

 

理由は、今までお話したことと、赤ちゃんの身体にかかる負担を軽減するという役割があります。

 

それによって、母子ともに健康が維持されやすくなるということです。

 

 

 

これが、博士が推奨する8つの理由です。

 

良い事づくしですよね。

 

今日からも実践することによって、睡眠の質が改善されるだけでなく、普段の健康に好影響を与えること間違いなしです。

 

今回、知り合いの人に教えてもらい、詳しく論文を読ませてもらって、改めて左向きで寝ることが健康に役立っているんだなぁと感じました。

 

睡眠障害で悩まれている方や、不妊治療で治療されている方には、左向きで寝ることを勧めていますが、皆さんも是非今日から左向き寝てみてください。

 

 

皆様が健康になることを願っております。

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