癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

花粉症に鍼灸は効果ない?

新潟市万代の鍼灸院

 

はり・きゅう・小児はり 

 

癒絡堂(ゆうらくどう)

 

院長の佐藤です。

 

 

 

花粉症の時期になってきました。

 

結構、花粉症で悩まれている方もいると思います。

 

花粉症に鍼灸は効果ありますよといいましたが、効果があまりない場合もあります。

 

というのは、原因が他にあるということだからです。

 

治療例を取り上げたいと思います。

 

 

 

【主訴】寝違え

 

 

【その他】 膝の痛み、痛風、手足が冷たい、花粉症(鼻詰まり、目がかゆい)

 

 

【初回】 右肝虚脾実証

 

【脉状】 
     右 やや浮。遅、やや虚、滑

     左 沈、遅、虚、しょく

 

【治療】  右曲泉、陰谷補法、左陰稜泉補中の瀉、陽輔補、豊隆瀉
      ムノ、ナソ部適宜補、瀉。

 

 

【2回目】 前回と同様

 

【コメント】 寝違えは次の日は良くなった。膝の痛みはある。

       前回から気になっていたので、鼻声ですよねとお聞きすると、そうである。

 

 

 

【3回目】 前回と同様

 

【コメント】  膝の痛みと痛風の痛みは中々良くならない。痛風の薬は飲んでいるが。

        確認のために、スギ花粉の時期は大変ですかと聞くと、辛いということ。

 

 

 

【4回目】 前回と同様

 

【コメント】  当院のブログを見て、花粉症にも効果があるのなら、継続してみます。とのこと。膝の痛み、痛風は変わらず。手足は少し温かみが出てきた。

初診から、食生活についてもアドバイスしているが、どうもしていないみたい。

 

 

 

【5回目】 前回と同様

 

 

【6回目】 前回と同様

 

 

 

【7回目】 前回と同様

 

【コメント】  鼻水と目がかゆい。ブログで書いてたように、予防と思って治療してきたが、全く効果がない。とのこと。

花粉症についての説明および、現在のお身体について説明したが、納得いっていない様子。

 

 

・・・以降、次回の予約キャンセルがあり、それ以降は予約はなし。

 

 

 

 

この治療例は去年のことであったが、花粉症に対する治療の失敗例ではありません。

 

東洋医学での鼻の症状に対しての診方は、一つではなくて、複数のタイプがあります。

 

治りやすいタイプから、治りにくいタイプですね。

 

今回の場合は、治りにくいタイプの方。

 

花粉症以前の問題なんです。

 

つまり、食生活が問題。

 

高カロリーのものを食べすぎているということです。

 

何故、高カロリーのものを食べすぎると悪いのか。

 

それは、身体が高カロリーになると、

 

身体で燃焼できない熱が全身にたまり、

 

鼻にも熱がたまると、鼻は渇きます。

 

身体は当然、熱を持てば、熱を冷やそうとしてします。

 

鼻なら、鼻水として冷やそうとしてます。

 

熱が勝っていれば、鼻は渇きますし、

 

冷やそうする働きが勝れば、鼻水として熱を冷やします。

 

つまり、鼻や眼で炎症が起こり、熱を持っているのが花粉症の症状です。

 

しかし、高カロリーの身体の場合は、

 

花粉が飛散する時期じゃなくても、

 

常に熱を蓄積しているため、

 

鼻が渇いたり、鼻水が出たりしているのです。

 

そこへ、花粉の時期が来ると、それが悪化するということなのです。

 

実は、最近、高カロリータイプが多いです。

 

このタイプは、血虚という病証になります。

 

この血虚が改善すれば、花粉症の症状は軽減します。

 

まずは、食生活の改善です。鍼灸だけでは難しいです。

 

花粉症に効果があるとはいっても、症状によっては中々時間がかかる場合もございます。

 

花粉症の予防には、身体に熱を溜めないことです。

 

熱といっても、体温計で測れるような熱ではないです。

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