癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

ADHD・ASDに対する鍼灸でのアプローチ

新潟市万代の鍼灸院

 

はり・きゅう・小児はり 

 

癒絡堂(ゆうらくどう)

 

院長の佐藤です。

 

 

 

ADHD・ASDに対する鍼灸でのアプローチについてお話したいと思います。

 

 

ADHDというのは、

 

注意欠陥多動性障害といい、

 

不注意
多動性
衝動性

 

という3つの要素がみられる発達障害のことを言います。

 

 

 

ASDというのは、

 

自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群といい、

 

先天的な脳機能障害で、

 

対人関係が苦手・強いこだわりといった発達障害の一つです。

 

 

 

鍼灸は、効果あるのかと疑問があるかもしれませんが、

 

海外でも症例があったり、

 

国内でも鍼灸で効果を出されている鍼灸師さんもいらっしゃいます。

 

 

 

中医学では、ADHD・ASDの原因を、

 

「肝陽上亢」、「胆火上炎」、「心脾気虚」、「心腎不行、「陰陽不和」

 

が原因とされています。

 

 

当院では、中医学の専門ではないので、割愛させていただきますが、

 

当院では、「陰陽」「気血」のバランスが崩れている状態と診ます。

 

経絡の滞りを解消することにより、

 

ADHD・ASDの症状は、改善されます。

 

 

 

「陰陽」とは、

 

東洋医学では、自然界は

 

「陰」という性質のものと、

 

「陽」という性質のものが

 

相交わって、自然界が成り立っているという風に考えています。

 

人間の身体でいうと、

 

男は陽、女は陰、

頭は陽、足は陰、

背は陽、腹は陰、

外部は陽、内部は陰、

 

と診ます。

 

 

 

「気血」とは、

「気」とは、形のないもので、作用は知ることができます。

例えば、空気や気分、電気などですね。

 

「血」とは、形があり、流動するものです。

例えば、血液とかリンパ液、体液などですね。

 

 

 

この「陰陽」「気血」が滞りなく、身体を流れていれば健康体なのですが、

 

経絡の歪みがありますと、

 

「陰陽」「気血」が滞ってしまい、色々な症状が出てくるのです。

 

 

ADHD・ASDの症状の場合は、

主に「陰」と「陽」のバランスが崩れていると考えられます。

 

「陽」というエネルギーを、本来なら「陰」というエネルギーがある程度抑えなくてはいけないのですが、

 

経絡の歪みにより、「陰」の強さが弱く、「陽」が非常に強くなるのです。

 

いわゆる「陽実」という状態なのです。

 

そして、特徴的なのは、手足の冷たく、上半身に熱が籠っているような状態です。

 

治療的には、「陽」の強さを抑え、「陰」の強さを高めて、均衡に保つようにしていきます。

 

均衡に保つことで、不注意や多動性、衝動性が落ち着いてきます。

 

ただし、「陽実」とは言っても、

 

「風邪」の初期症状のような、

 

「陽実」とは違ってきます。

 

治療法は、一緒なんですけどね。

 

「風邪」の場合は、

 

「風邪(ふうじゃ)」が身体に侵襲してきたことにより、

 

それを外へ追い出そうとして、戦っている状態が「陽実」として、現れています。

 

一方、ADHD・ASDの「陽実」というのは、

 

先天的に、「陰」の特徴的な静的、受動的、消極的が弱いために、「陽」の動的、能動的、積極的な方が強く出てしまうということなのです。

 

ですので、治療法は一緒でも、意味合いは違ってきます。

 

あと、治療期間はある程度の継続が必要となりますね。

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