癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

更年期障害 パターン1

新潟市万代の鍼灸院

はり・きゅう・小児はり

癒絡堂(ゆうらくどう)

院長の佐藤です。

 

 

 

今回は、前回お話した「更年期障害」を東洋医学では「4タイプ」に分けられるというお話をしました。

 

 

今回お話するのは、「4タイプ」のうち、

 

更年期症状がよく出やすいタイプ、

 

「陰気虚」というものについてお話します。

 

この「陰気虚」は、東洋医学の病証でいうと

 

虚労寒湿

 

ということになります。

 

何を言っているのか分からないと思います。

 

少し説明いたします。

 

「陰気虚」とは、「陰虚」と「気虚」が合わさったものです。

 

「陰虚」とは、陰の経絡や陰の臓腑が陰気が不足するこにより、熱を持ってしまった状態を言います。

 

この熱は陰の虚が原因で発生した熱なので、虚熱と呼ばれます。

 

この熱は、体温では測れない熱です。

 

ですから、解熱剤なんか使ったら、低体温になってしまいますよ。

 

「気虚」とは、気が不足して、元気がない状態をいいます。

 

つまり、陰の気が不足して、虚熱が発生し、諸症状が出ていることです。

 

「虚労寒湿」とは、

 

「虚労」は、元気が元気がないことをいいます。

 

「寒湿」とは、働かない中焦といい、現代医学でいうと、消化器系ですかね。消化器系が働きづらくなり、処理しきれない栄養分が身体に留まるということです。

 

具体的な症状としては、代表的なものとして、冷えとのぼせです。あと、喉がいらいらする、お腹の張りなどがあります。

 

出産後や、高熱を出したあと、治った時の身体というのは、この「虚労寒湿」になっているのです。

 

つまり、この「虚労寒湿」というのは、老化の脉になります。

 

身体が老化しているのです。

 

 

「虚労寒湿」は、老化の脉といいました。

 

つまり、更年期は、老化の脉になることで落ち着いてくるのです。

 

「虚労寒湿」にも、3つのパターンがあり、

 

「腎虚」という状態ですと、症状は落ち着いています。

 

あと、「肺虚」、「脾虚」もありますが、この場合は症状はやや重く出ています。

 

心理的に、「虚労寒湿」は沈静状態になります。

 

治療の目標としては、「虚労寒湿」の「腎虚」になるように持っていきます。

 

心理的な所から、アプローチすることにより、更年期症状は改善していくのです。

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