癒絡堂ブログ『ちょっとためになる臨床こぼれ話』

感情が人を狂わす

新潟市万代の鍼灸院

 

 

はり・きゅう・小児はり

 

 

癒絡堂(ゆうらくどう)

 

 

院長の佐藤です。

 

 

 

今回は、感情の程度によって、行動が変化していくということをお話したいと思います。

 

 

身近に起きてるようなことを、今回お話することとリンクさせると、何か解決の糸口が見つかるかもしれません。

 

 

では、お話したいと思います。

 

東洋医学では、陰陽五行説という分類があります。

 

大宇宙に存在するものも、我々の身体もまたこの陰陽五行に全て分類されます。

 

陰陽とは、陰と陽であり、分かりやすくいうとプラスとマイナスです。

 

五行とは、木・火・土・金・水の5つの要素から成り立っているという考え方です。

 

万物は、全て五行に配当されて、それが相対して成り立っています。

 

例えば、季節なら、木は春、火は夏、土は土用、金は秋、水は冬に分類されます。土用というのは、夏の土用を思い出すと思いますが、春も秋も冬もあります。

 

東洋医学的な臓腑で言いますと、木は肝・胆、火は心・小腸、土は脾・胃、金は肺・大腸、水は腎・膀胱のように配当されます。

 

まだいっぱいあるのですが、今回のテーマである『感情』に関係する『五志』と行動を表す『五畜』を合わせて説明していきたいと思います。

 

 

まず、『五志』についてです。

 

これは、感情を5つに配当したものです。

 

中医学では、感情を7つに分類しており、『怒り』・『喜び』・『思う(慮)』・『悲しみ』・『憂う』・『恐れ』・『驚き』があるとされています。

 

それを陰陽五行説では5つに配当しています。

 

木には『怒り』、火には『喜び』、土には『思う(慮)』、金には『悲しみ』・『憂う』、水には『恐れ』、『驚き』が配当されます。

 

 

次に、『五畜』です。

 

いわゆる性格ですね。『鶏』・『羊』・『牛』・『馬』・『豚』が配当されるのですが、五行の配当は、木は『鶏』、火は『羊』、土は『牛』、金は『馬』、水は『豚』となります。
なんとなく想像できますか?

 

 

木は、『鶏』のように動きは甚だ活発であります。

 

火は、『羊』のように敬虔で礼儀正しい動きをします。

 

土は、『牛』のように落ち着いて慎重に行動し、優しい性格になります。

 

金は、『馬』のように行動は逞しく、内攻的で神経質な性格になります。

 

水は、『豚』のように綿密周到な考えを持ち行動をします。

 

『豚』は、現在のイメージと少し違うとおもってください。

 

 

『七情』は、常に7つとも常に存在しており、いつもバランス良く成り立っています。

 

五行正常

しかし、私たちはストレス社会に生きています。例えば、気に入らない上司、性格の合わない人、自然災害、その他諸々が私たちの身体に降り注いできます。その時、に人は感情というものが働きます。少しだけの感情なら、時間が経つと元のバランスの良い状態に戻ります。

 

しかし、ストレスが過度だったり、常時降り注いでくると、バランスが崩れてきます。

 

 

五行虚

五行実

 

そして、バランスが崩れてくると、更に崩れてきます。それを伝変と言います。

 

陰陽五行説で言いますと、相生関係になります。

 

例えば、悲しいことが続くと、『恐れる』や『驚き』が生まれてきます。当然、身体も今まで現れてこなかった症状も出てきます。

 

 

陰陽五行のバランスが崩れてくると、当然それを回避しようとする行動が出てきます。

 

それが『五畜』なのです。強引な感じかも知れないんですが、そうでもないんです、当たってます。

 

先ほどの例えばの悲しいことが続くと、悲しいということを回避しようと行動が出てくるのです。

 

それは2パターンがあって、

 

〇どうして、こんな悲しい思いをしなければいけないのかとか余計に深く考えます。何に対しても綿密周到に考えて行動してきます。綿密周到に考えきはじめると、何かの事に対して、不安や驚き、恐さを募ってきます。

 

〇悲しいことに対して、考えを巡らせます。どういう風にしたら解決するのか、どう立ち直ったら良いのかとか、落ち着いて考えて行動してきます。落ち着いて考えしはじめてくると、プラスに考えることが沸いてきます。

 

といった感じになります。

 

 

どちらかが感情のバランスを調えるには最適だと思いますか?

 

後者ですよね。

 

前者は病が進行するパターンです。両方とも考えることには変わりないのですが、落ち着いて行動するか、真っ直ぐに行動するかの違いです。

 

『豚』というと、現在のイメージが思い浮かぶと思いますが、イノシンを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

 

 

では、当院ではどのように施術に取り入れているかと言いますと、

 

陰陽のバランスを調える経絡治療

 

『五志』を用いたアドバイス

 

になります。

 

では、アドバイスはどのような感じかを説明します。

 

ここまで、文章が長いので、ここまでたどり着いていない人が多いので、コロナウイルスで例えます。

 

現在、世界中でコロナウイルスが蔓延していますよね。そして、人類はウイルスに怯えています。

 

更にメディアによって、不安を煽られています。

 

『五志』で言いますと、『恐』を煽られているのです。

 

『恐』を煽られている中で、トイレットペーパーが無くなるとか、ティッシュペーパーが無くなるとSNS やワイドショーで流れたら、皆さんはどうされますか?

 

薬局やスーパー、ネットなどとにかくある所全て探しますよね。

 

つまり、『鶏』の如く、行動するのです。それが『恐』を解消する行動なのです。

 

しかし、もう一方の行動があるのです。

 

『馬』のように行動は逞しいけれど、少し神経質的に行動することです。神経質というと、聞こえが悪いですが、この報道が正しいのかとか疑問符を持つような感じです。

 

『鶏』の如く行動するということは、『怒』を持ち合わせるということになります。

 

トイレットペーパーがないとなると、店員さんに向かって、怒鳴ったり、トイレットペーパー一つを巡って取り合いしたりと感情の『怒』が強くなってしまうのです。

 

では、現在どのようにしたら良いかと言いますと、

 

年齢層が高い人は、水戸黄門を観なさい

子供は、ドラえもんを観なさい(映画の方が良いと思います)

 

とアドバイスします。

 

ワイドショーは真剣に観ないようにしてくださいということです。

 

水戸黄門とドラえもんの共通項は何でしょう。

 

そうです、笑いあり感動ありの番組なのです。

 

泣けるような感情は、『悲』と『憂』なのです。

 

感情を『悲』と『憂』に持っていくことによって、感情のバランスは調ってくるのです。

 

不安というストレスは、精神的に応えます。特に、学校閉鎖によって、未来ある子供から『笑顔』が消えました。

 

ストレス社会ですから。逃れることは出来ません、しかし、軽減することは出来るのです。

 

こういう時こそ、感情のバランスを調い、免疫力をあげてコロナウイルスに挑みましょう。

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